世界一の称号！MLB：ワールドシリーズの解説

ワールドシリーズとは

ワールドシリーズは1903年に始まり、100年以上の歴史を誇ります。アメリカンリーグとナショナルリーグの王者が対決するこの試合は、MLBのシーズン全体を締めくくるイベントです。伝統的な試合の積み重ねは、各チームや選手にとっても名誉のある舞台です。

シーズンを勝ち抜いた2チームが、7試合制で争うため、どちらが真の王者かが決定的に分かります。両リーグのベストチーム同士の戦いは、予測不能で手に汗握る展開が多く、各試合ごとに緊張感が高まります。

コミッショントロフィー

優勝チームにはMLB機構コミッショナーから優勝トロフィー”コミッショナーズ・トロフィー”が贈呈されます。MLBの全てのチームは秋にこのトロフィーを掲げることを目標に1年間を戦います。

ワールドシリーズ出場への道

それではワールドシリーズ出場への道をご紹介します。
MLBにはアメリカンリーグとナショナルリーグの３０球団があります。

それら３０球団がワールドチャンピオンに向けて、どう勝ち進んでいくのか。

162試合の先のドラマを見逃すなぁ

ワールドチャンピオンへの道

ここからはMLBの優勝システムについて、
説明していくぞ！

まずは昨年2023年のポストシーズンのトーナメント表を見てください。
ワールドシリーズを制したテキサス・レンジャーズがワールドチャンピオンです！

全てのチームはワールドシリーズ制覇を目指しています。

世界一のプロ野球リーグの頂点、世界一の称号が与えられます。

プレーオフ出場方法

MLBのプレーオフには30チームのうち、12チームが出場します。
162試合のリーグ戦の結果に応じて、シード順位が決まります

MLBのプレーオフへの出場方法は下記の２パターンがあります。

そしてプレーオフの大きな流れとしては下記になります！

あるリーグの各地区の最終成績が下記だったとしましょう。

各地区の優勝チームと各チームの勝率に着目してください。
まずはこの時点で各リーグのシード１〜シード３が決定します。

そして次はワイルドカードです。地区優勝チームを除いた勝率上位３チームはワイルドカード枠として、プレーオフ進出可能です。この際も勝率順でシード順番が決まります。

つまり下記のようになります。

シード順位が上位のチームがホームアドバンテージを受けます

つまりシード順を元に下記のようなトーナメント表が完成すると言うわけです。

各シリーズの概要

各試合のルールを説明いたします。

ワールドシリーズで活躍した日本人

実は過去にワールドシリーズに出場した日本人は13名います。

出場年	選手名	所属チーム	結果
2002年	新庄剛志	サンフランシスコ・ジャイアンツ	準優勝
2003年	松井秀喜	ニューヨーク・ヤンキース	準優勝
2004年	田口壮	セントルイス・カージナルス	準優勝
2005年	井口資仁	シカゴ・ホワイトソックス	優勝
2006年	田口壮	セントルイス・カージナルス	優勝
2007年	松坂大輔 岡島秀樹	ボストン・レッドソックス	優勝
2007年	松井稼頭央	コロラド・ロッキーズ	準優勝
2008年	岩村明憲	タンパベイ・レイズ	準優勝
2009年	松井秀喜	ニューヨーク・ヤンキース （WS MVP獲得)	優勝
2013年	上原浩治 田澤純一	ボストン・レッドソックス	優勝
2014年	青木宣親	カンザスシティ・ロイヤルズ	準優勝
2017年	ダルビッシュ有 前田健太	ロサンゼルス・ドジャース	準優勝
2018年	前田健太	ロサンゼルス・ドジャース	準優勝

過去のワールドチャンピオン

過去のワールドチャンピオンは下記だ！

年	チーム名	対戦相手	試合結果
2023	テキサス・レンジャーズ	アリゾナ・ダイヤモンドバックス	4-1
2022	ヒューストン・アストロズ	フィラデルフィア・フィリーズ	4-2
2021	アトランタ・ブレーブス	ヒューストン・アストロズ	4-2
2020	ロサンゼルス・ドジャース	タンパベイ・レイズ	4-2
2019	ワシントン・ナショナルズ	ヒューストン・アストロズ	4-3
2018	ボストン・レッドソックス	ロサンゼルス・ドジャース	4-1
2017	ヒューストン・アストロズ	ロサンゼルス・ドジャース	4-3
2016	シカゴ・カブス	クリーブランド・インディアンス	4-3
2015	カンザスシティ・ロイヤルズ	ニューヨーク・メッツ	4-1
2014	サンフランシスコ・ジャイアンツ	カンザスシティ・ロイヤルズ	4-3
2013	ボストン・レッドソックス	セントルイス・カージナルス	4-2
2012	サンフランシスコ・ジャイアンツ	デトロイト・タイガース	4-0
2011	セントルイス・カージナルス	テキサス・レンジャーズ	4-3
2010	サンフランシスコ・ジャイアンツ	テキサス・レンジャーズ	4-1
2009	ニューヨーク・ヤンキース	フィラデルフィア・フィリーズ	4-2
2008	フィラデルフィア・フィリーズ	タンパベイ・レイズ	4-1
2007	ボストン・レッドソックス	コロラド・ロッキーズ	4-0
2006	セントルイス・カージナルス	デトロイト・タイガース	4-1
2005	シカゴ・ホワイトソックス	ヒューストン・アストロズ	4-0
2004	ボストン・レッドソックス	セントルイス・カージナルス	4-0

ワールドシリーズの経済効果

全米が注目する一大イベントなだけあり、経済効果も桁違い。

昨年2023年のテキサスレンジャーズの本拠地テキサス州アーリントンには多くの観客が集まりました。

また地元ビジネスにも大きな影響があるワールドシリーズ！

ワールドチャンピオンの賞金

MLBのポストシーズンではポストシーズンのすべての入場料収入をプールします。

残りの40%はMLB本部と球団の運営費やその他の経費に充てられます。具体的には、リーグ全体の運営やインフラ、ポストシーズンに関連する広報活動、スタッフの報酬などに使用されます。

2023年の分配対象の入場料収益は1億780万ドルだったそうです。
ワールドチャンピオンとなったテキサスレンジャーズは3,800万ドルを得たとか！

各チームの分配割合は下記の通りです。

勝てば勝つほど、分配される割合が増えていく！まさに夢のシリーズだ。

チャンピオンリング

伝統的に世界一に輝いた球団は所属した選手たちにチャンピオンリングをプレゼントします。

優勝したシーズン途中にトレードで移籍した選手などにも配られるようです。

まとめ

本日はMLBの１シーズンの締めくくり！ワールドシリーズについて、解説しました。

優勝チームは莫大な賞金とチャンピオンリングが配られます。

文字通り、世界一のリーグの頂点を決める世界一の戦いだ！！

今年は我らがドジャースの活躍を楽しみにしましょう！
本日もご閲覧ありがとうございました！

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