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2026年から“11の国立公園”だけ入園料が大幅改定へ|日本人観光客・アメリカ在住者・グリーンカード保持者はどう変わる?

アメリカ

2026年1月1日から、アメリカの National Park Service(NPS)が 国立公園の入園料を「居住者」と「非居住者」で完全に分ける新制度 を導入します。

Potato

オーバーツーリズムとなっていた大人気国立公園が対象の新ルールです。


国籍ではなく “アメリカに住んでいるかどうか” が判断基準となり、日本人でも在住者なら料金据え置き、旅行者なら100ドル追加という仕組みになります。

まずは、誰がどの分類になるのか、ひと目でわかる表から見ていきましょう。


ケース別|日本人はどう扱われる?早見表(2026年〜)

区分居住者扱い?入園料年パス無料入園日必要な証明
日本からの観光客
(ESTA・短期旅行)
×従来+100ドル250ドル×なし
グリーンカード保持者従来通り80ドルDL/ID/GC
就労ビザ・学生ビザ(H1B/L1/E等)従来通り80ドルDL/ID

この表だけで今回の制度の狙いが良くわかる。国籍ではなく “アメリカに住んでいるかどうか” で全員の料金が決まる。また従来の料金形態は車1台に対する値段。

しかし観光客に対しては一人100ドルが必要になる。

日本人でもアメリカに住んでいれば従来通りの値段だが、
日本から来る家族は1人100ドル追加になると予想される


2026年から始まる“外国人向け大幅値上げ”とは?

追加料金の基本ルール

  • 非居住者(外国人観光客):入園料+100ドル
  • 外国人向け年パス:250ドル
  • 居住者(アメリカ在住者):従来通り80ドルのまま
  • 無料入園日(Fee-Free Days)は居住者限定

最初このニュースを見たとき「いや100ドル追加はやりすぎなのでは…」と思った。
でも考えてみると、ここ数年の国立公園の混雑や予算不足は本当に深刻だった。
“値上げしないと回らない”という雰囲気は確かにあった。

Potato

特に夏場のヨセミテは国立公園にいるのにフェスに来ているような車と人の量だった。


在住者かどうかの判断基準:ID提示が必須になる

2026年制度では 居住者かどうか=支払い額が大きく変わるため、チェックが厳密になる可能性が高い です。

在住者として認められるには、以下のいずれかを提示すると確実

  • 州発行の Driver License(運転免許証)
  • 州ID
  • グリーンカード
  • 住所入りの学生証(大学ID)
  • 公共料金などの住所証明(補助的)

NPSの過去の運用でも、
料金区分を分けるシステムの場合、ID提示は100%求められる
というのが実情です。


在住者と旅行者が同じ車で行く場合どうなる?

ここが読者が一番知りたいポイントだと思います。
NPSの料金体系と過去の運用から、サンノゼポテトはこう予想します。

居住者と非居住者は “個人単位で” 料金判定される。
同じ車に乗っていても、非居住者分の100ドル追加は必ず発生する。

ケース1:在住者1人+日本からの観光客3人

  • 在住者 → 従来料金(または年パス)
  • 観光客3人 → 100ドル×3 = 300ドル追加

=合計300ドル追加

ケース2:在住者が年パス(80ドル)を持っている場合

  • 在住者 → 無料
  • 観光客 → 100ドル追加

→ “年パスで全員無料” という裏技は今回使えない可能性が高い。


これはあくまで予想だが「同じ車に乗れば観光客も無料」みたいな loophole は絶対に潰してくると予想している。

Potato

もしそれが可能なら観光客向けのツアーを企画しようかな・・・笑

ということで全員に対してIDなどの住所証明が必須になると思います。

対象の国立公園のゲートではさらに待ち時間が長くなることも予想できる


対象となる11の国立公園(+100ドル対象)

公園名日本人の人気特徴
Grand CanyonAZ高い世界遺産
YosemiteCA高いSFから近い
YellowstoneWY/ID/MT高い世界初の国立公園
ZionUT高い渓谷
Bryce CanyonUT高い奇岩群
Rocky MountainCO高い山岳地帯
GlacierMT高い絶景続き
Grand TetonWY高い山が美しい
ArchesUT高い赤土のアーチ群
CanyonlandsUT広大な渓谷
Joshua TreeCALA近郊

まさに全部“アメリカの顔”みたいな場所。
特に Zion→Bryce Canyon の流れは人生でもトップ級の景色だった。

zion

100ドル払っても見に行く価値はある。ただ高いな・・・。

2026年以降にできる対策

1. 在住者は年パス80ドルを最大活用

年2回行けば余裕で元が取れる。

2. 日本からの来客は“行く公園数”を計画する

1つなら個別払い
3つ行くなら年パス250ドルの方が安い

3. 州立公園(State Parks)を検討

今回の値上げは国立公園だけ。
州立公園には影響なし。


まとめ:ポイントは「国籍」ではなく「居住者かどうか」

今回の制度の本質はここ。

  • 日本在住 → 完全に外国人扱い
  • アメリカ在住 → 国籍不問で居住者扱い
  • 年パス80ドルは維持
  • 無料日も居住者だけ
Potato

国立公園はアメリカ生活の“最高の贅沢”


この値上げは衝撃だったが、自然を守るための投資と考えれば納得できる部分もある。
ただし、日本から来る家族を案内するときは、これからは絶対に計画が必要。
お得・データ分析・旅行最適化の三本柱が活きるシーンが増えそうだ。

本日もご覧いただきありがとうございました

この記事を書いたのは・・・
Potato

アメリカ西海岸に住むサラリーマン、通称「サンノゼ・ポテト」です。
円安と物価高のダブルパンチを受けながらも、日々の生活にちょっとした「お得」と「楽しさ」をプラスする方法を研究しています。

仕事柄、Marriott系列のホテルに泊まる機会が多く、気づけば毎年アンバサダーエリートに到達。そこで培ったホテル活用術やライフハックも発信していきます。

趣味は MLB観戦、株式投資、そしてキャンプ
休日は Pythonでデータを分析してニンマリ しているか、大自然に身をゆだねてリフレッシュ しているかのどちらかです。

「データ分析好きなお得探求おじさん」として、ここでしか読めないアメリカ生活のリアルをお届けしていきます。


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