MLBで流行っているトルピードバットについて、調べてみた!ヤンキースの1試合9本塁打で話題のバットだな
芯の部分が異様に太くて、先端が細いな。
こんなバットありなの!?
ルール上は全く問題ありません!しかもトルピードバットを使うと、バレル率が上がるというデータがあります。今日はトルピードバットについて、詳しく解説します!
MLBで流行中のトルピードバットについて、調べています。ルール上の問題や使用によるデータの変化を調査します。
トルピードバットとは、ヘッドにかけて急激に太くなる独特のシルエットを持つバット。その形状が魚雷(Torpedo)に似ていることから「トルピードバット」と呼ばれています。
バレルとは、打球速度と打球角度が“ホームランになりやすい”理想的なゾーンに入った打球のこと。
MLB公式のStatcastでは、以下の条件を満たす打球が「バレル」としてカウントされます。
昔の“芯を食った”ってやつ、今はバレルって呼ばれるんだよね。
数値で芯が可視化されたって感じ!
2023年のデータですが、バレルの打球は驚異的な数字を残しています。
年度 | バレル数(MLB全体) | ホームラン数 | ホームラン率(Barrel→HR) |
---|---|---|---|
2023 | 約8,000 | 約5,000 | 62.5% |
バレルをたくさん打てる選手は良い成績を残す可能性が高いということだ!!
「バレル率」は、全打球に占めるバレルの割合を示します。
これが高いほど、打球の質が高く、長打を打てる選手だと評価されます。
バレル率(Barrel%) | 評価 |
---|---|
15%以上 | エリート |
10〜14% | 非常に優秀 |
6〜9% | 平均〜良好 |
5%以下 | 改善余地あり |
トルピードバットが注目を集め始めたのは、おおよそ2018年頃からです。
フライボール革命とバレルゾーンの注目から、このバットが注目され始めました。
Statcastのデータによれば、トルピードバット(または同等のトップバランスバット)に変更した選手の中には、平均打球初速が+1.5〜2.5mph 向上する例が見られます。
選手名 | 使用開始年 | 変化量(mph) | 備考・特徴 |
---|---|---|---|
アーロン・ジャッジ | 2018年〜 | +2.3mph | トップバランス派の象徴。 ローリングス製使用 |
ロナルド・アクーニャJr. | 2020年〜 | +1.9mph | バレル率急上昇 |
カイル・シュワーバー | 2022年〜 | +1.7mph | 太グリップ×先端重心モデル |
ピート・アロンソ | 2021年〜 | +1.8mph | トップバランスバット |
フェルナンド・タティスJr. | 2019年〜 | +2.2mph | 遠心力スイング+ 細グリップ |
オースティン・ライリー | 2021年〜 | +2.2mph | トップハンド型スイング |
備考
2025年シーズンのMLBホームラン王争いをデータで可視化。毎日更新予定です。
MLBでは、バットの形状・素材に厳密な規定があります。
結論としてはトルピードバットは全くの合法だ!
以下がトルピードバットのルール適合性です。
【MLBルール:バットに関する主な規定】
トルピード型は形状が独特ではあるものの、上記の規定を満たす限りは合法です。
今日はMLBで大注目中のトルピードバットについて調べてみました。
今後日本の野球界でも使用されること間違いなし!
ホームランこそ野球の醍醐味!
打球速度は平均で+1.5〜2.5mphの向上
MLBでもルール違反にならない合法ギア
2018年頃からスラッガー中心に流行し、今後も注目
反響が大きければ、トルピードバット使用選手とそれ以外の選手のバレル率の比較などをしてみたいともいます!
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