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MLBとNPBのFA制度の違いを徹底解説!移籍の仕組み・年俸上昇・補償制度の詳細まとめ

プロ野球選手にとって、フリーエージェント(FA)制度はキャリアの転機となる重要な制度です。FA制度を活用することで、選手はより良い条件での契約や新たな環境での挑戦を実現することができます。

Potato

MLB(メジャーリーグ)とNPB(日本プロ野球)では、その仕組みや補償制度、契約の内容に大きな違いがあります

Ball Boy

年棒の上がり方もMLBはワールドクラスだ!!

そのあたりの情報も改めて解説していこうと思います!!

この記事では・・・

MLB(メジャーリーグベースボール)とNPB(日本プロ野球)のFA制度の違いを解説し、移籍例や年俸の変化、補償制度の詳細についても詳しく紹介します。

この記事を書いたのは・・・
Potato

アメリカ西海岸に住むサラリーマン、通称「サンノゼ・ポテト」です!円安と物価高のダブルパンチを受けながら、ちょっとでも生活に「お得」と「楽しさ」をプラスする術を日々研究中です。

趣味はMLB株式投資。pythonを駆使して、データを分析して、ニンマリすることが休日の楽しみです。


MLBのFA制度とは?

MLBのFA制度は、選手が一定の条件を満たすことで所属球団との契約が終了し、他の球団と自由に交渉できる仕組みです。

  • FA資格条件: メジャーで6年以上のサービスタイム(MLB在籍日数)を満たした選手がFA資格を取得できます。
  • 年齢制限: 特になし

MLBのFAの種類

  1. Qualified Free Agent(QO付きFA):
    元の球団からクオリファイング・オファー(QO:1年契約の平均年俸上位125人の平均額)を提示され、選手がこれを拒否してFAになる場合。他球団が獲得するとドラフト指名権の譲渡が発生します。
  2. Unrestricted Free Agent(制限なしFA):
    QOが関係しない完全なFA。他球団はドラフト指名権の譲渡なしで獲得できます。

MLBのFAのメリット・デメリット

  • QO付きFAのメリット: 他球団から高額な長期契約を獲得するチャンスがある。
  • QO付きFAのデメリット: 獲得球団にドラフト指名権の譲渡という負担がかかるため、交渉が難航する場合がある。
  • 制限なしFAのメリット: 獲得球団に負担がなく、より多くの球団と自由に交渉できる。
  • 制限なしFAのデメリット: QO付きFAと比べると市場価値が低く見られる場合がある。

NPBのFA制度とは?

NPBのFA制度は、国内FAと海外FAの2種類があります。選手の年俸ランクに応じて人的補償や金銭補償の仕組みがあります。

  • 国内FA: 8シーズン(145日以上在籍)で取得。
  • 海外FA: 9シーズン(145日以上在籍)で取得。

NPBの人的補償と金銭補償の仕組み

  • Aランク(年俸上位3位以内):
    プロテクトリスト外選手1名+移籍先球団の前年年俸の50%の金銭補償、または金銭補償のみ(80%)
  • Bランク(年俸4位~10位以内):
    プロテクトリスト外選手1名+前年年俸の40%の金銭補償、または金銭補償のみ(60%)
  • Cランク(年俸11位以下):
    金銭補償のみ(前年年俸の30%)または補償なし

人的補償のメリット・デメリット

  • メリット(元の球団側): 優れた選手の損失に対して補償を受けられるため、戦力を維持・補強することが可能。
  • デメリット(獲得球団側): プロテクト外の選手を人的補償として失うリスクがあるため、補強策に慎重さが求められる。

FA移籍の実例

MLBのFA移籍選手例

選手名移籍前チーム移籍先チーム年俸増加率契約金額
アーロン・ジャッジヤンキースヤンキース約500%9年契約・
総額3.6億ドル
コーリー・シーガードジャースレンジャーズ約200%10年契約・
総額3.25ドル
フレディ・フリーマンブレーブスドジャース約150%6年契約・
総額1.62億ドル
カルロス・コレアアストロズツインズ約250%6年契約・
総額2億ドル

NPBのFA移籍選手例

選手名移籍前チーム移籍先チーム年俸増加率契約金額
丸佳浩広島東洋カープ読売ジャイアンツ約45%5年契約・
総額25億円
浅村栄斗西武ライオンズ東北楽天
ゴールデンイーグルス
約50%5年契約・
総額20億円
西勇輝オリックス・
バファローズ
阪神タイガース約40%3年契約・
総額9億円
大竹寛広島東洋カープ読売ジャイアンツ約30%2年契約・
総額4億円

MLBとNPBのFA制度比較表

項目MLBNPB
FA資格条件メジャー在籍6年以上国内FA: 8シーズン /
海外FA: 9シーズン
在籍日数要件特になし1シーズンあたり145日以上
年俸上昇率45-50%上昇約30%上昇
人的補償制度なし(ドラフト指名権譲渡)人的補償 / 金銭補償
主なFAの種類QO付きFA・制限なしFA国内FA権・海外FA権

まとめ

MLBとNPBのFA制度には多くの違いがありますが、どちらの制度も選手にとってはキャリアを大きく左右する重要な制度です。特にMLBでは年俸が大幅に上昇する例が多く、契約規模も非常に大きいことが特徴です。NPBでは、人的補償などの独自の制度があり、球団側のリスクや補償についても考慮されます。FA移籍は球団にとってもファンにとっても大きな話題となるため、今後も注目していきましょう。

本日もご覧いただきありがとうございました

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Potato

アメリカ西海岸に住むサラリーマン、通称「サンノゼ・ポテト」です!円安と物価高のダブルパンチを受けながら、ちょっとでも生活に「お得」と「楽しさ」をプラスする術を日々研究中です。

趣味はMLB株式投資。pythonを駆使して、データを分析して、ニンマリすることが休日の楽しみです。

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