MLB(メジャーリーグベースボール)では、球団間の戦力バランスを保つために「贅沢税(Luxury Tax)」制度が導入されています。
特に2025年シーズンのロサンゼルス・ドジャースは、3億7,200万ドル(約585億円)というMLB最高額の年俸総額を計上し、贅沢税の対象 になっています。
さらに、大谷翔平の「後払い契約(Deferment)」が贅沢税に与える影響は非常に興味深く、ドジャースの財政戦略がどれほど緻密に計算されているかが分かります。本記事では、
✔ MLBの贅沢税の仕組み
✔ 後払い契約がAAV(平均年俸額)に与える影響
✔ ドジャースの戦略的な節税メリット
について詳しく解説していきます!
MLBでは、各球団の**「AAV(平均年俸額)」が、毎年設定される贅沢税の基準額(閾値)**を超えた場合、その超過分に対して税金が課されます。
📌 2025年の贅沢税基準額: 2億4,100万ドル
もしこの額を超えると、超過額に応じて以下の税率が適用されます。
超過回数 | 税率 |
---|---|
初回超過 | 20% |
2年連続超過 | 30% |
3年連続超過 | 50% |
さらに、超過額が大きい場合には追加の課税が発生します。
超過額 | 追加課税 |
---|---|
2,000万ドル超 | +12% |
4,000万ドル超 | +42.5%(2年目以降45%) |
6,000万ドル超 | +60% |
ロサンゼルス・ドジャースは、2025年のMLBで最も高額な年俸総額 を誇ります。
球団名 | 年俸総額 | 贅沢税対象 |
---|---|---|
ロサンゼルス・ドジャース | 3億7,200万ドル | 対象 |
フィラデルフィア・フィリーズ | 2億9,900万ドル | 対象 |
ニューヨーク・ヤンキース | 2億9,000万ドル | 対象 |
📌 ドジャースは贅沢税基準(2億4,100万ドル)を1億3,000万ドル超過しており、約1億4,000万ドル(約210億円)の贅沢税を支払う見込みです。
この税額は、低収入球団への補助やMLB全体の競技発展に使われます。
📌 大谷翔平の契約概要
通常、AAVは「契約総額 ÷ 契約年数」で計算されます。
大谷の場合、「7億ドル ÷ 10年 = 7,000万ドル」 が本来のAAVになるはずでした。
なぜなら、MLBのルールでは後払い金額を「現在価値(Present Value)」に換算し、AAVを引き下げることができる からです。
これにより、ドジャースの年俸総額が大幅に抑えられ、贅沢税の影響を最小限にできる という仕組みです。
なぜ減額になるのかが意外と複雑でよく分からない
💡 「10年後にもらう100万円」と「今すぐもらう100万円」では、価値が違う!
→ MLBでは、後払い契約の「現在価値」を考慮してAAVを計算し直すルールがあります。
✔ AAVが7,000万ドル → 4,600万ドルに下がる
✔ 年俸総額を抑えて、贅沢税の基準超過を最小限にできる
✔ 他の高額選手を獲得する余地が広がる
👉 結果として、ドジャースは「超高額選手を抱えながらも、贅沢税の影響を抑える」という戦略的メリットを得た!
MLBの贅沢税制度は、戦力の均衡を保つための重要な仕組み ですが、ドジャースのような資金力のある球団は「後払い契約」を駆使することで、AAVを抑え、贅沢税の負担を最小限にする戦略 をとっています。
MLBの財政ルールを理解すると、球団の戦略がより面白く見えてきますね!
今後もドジャースがどのように贅沢税を回避しつつチームを強化していくのか、注目していきましょう!
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MLBとマリオット
アメリカ在住のMLB大好きサンノゼポテトの毎日
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