PR

アメリカの卵の種類はこんなに多い!日本との違いを徹底解説

アメリカ生活

卵は世界中で愛される食材ですが、国によって売られている卵の種類や基準に大きな違いがあることをご存じでしょうか?

Potato

特にアメリカのスーパーには、驚くほど多種多様な卵が並んでて難しい!!

今回は、アメリカで売られている卵の種類を日本との違いを交えながらご紹介します。

この記事では・・・

アメリカの卵の種類をご紹介いたします。用途に応じて、必要な卵を選べるようになります


1. アメリカの卵の多彩なラインナップ

🐔 ① 飼育環境による分類

アメリカでは、鶏の飼育環境が卵選びの重要なポイント。パッケージには「Cage-Free」や「Free-Range」といったラベルが必ず記載されています。

  • Conventional Eggs(従来型の卵)
    ケージ内で大量に鶏を飼育して産ませる卵。コストが安いため、一般的な家庭で最も多く買われています。
  • Cage-Free Eggs(ケージフリー卵)
    ケージに閉じ込められず、屋内で自由に動き回れる環境で産まれた卵。アメリカでは動物福祉を意識する人に人気です。
  • Free-Range Eggs(放し飼い卵)
    屋内だけでなく屋外にも出られる環境で育った鶏から産まれる卵。とはいえ「少しでも外に出られればFree-Range」と認められるため、表示だけでなく信頼できるブランド選びが大切。
  • Pasture-Raised Eggs(牧草地飼育卵)
    広大な牧草地で放し飼いにされた鶏の卵。自然の草や虫を食べるため栄養価が高いとされ、価格もやや高め。
  • Organic Eggs(オーガニック卵)
    有機飼料で育てられた鶏の卵。ケージフリーや放し飼いとセットになっていることが多く、健康志向の人たちに人気です。

👉 日本の卵との違いは?
日本の卵はほとんどがケージ飼育で生産されています。放し飼いやオーガニック卵もありますが、アメリカほど明確に分類されていないのが特徴です。


🌿 ② 栄養強化卵(Functional Eggs)

アメリカの卵には栄養を強化した商品も数多く並んでいます。

  • Omega-3 Eggs(オメガ3強化卵):鶏に亜麻仁や魚油を与え、オメガ3脂肪酸を増やした卵。心血管の健康を意識する人に人気。
  • Vitamin D Eggs(ビタミンD強化卵):日照時間が少ない地域では、ビタミンDを強化した卵が好まれます。
  • Lutein-Enriched Eggs(ルテイン強化卵):目の健康に良いとされるルテインを強化。パッケージに「Eye Health(目の健康)」と記載されていることも。

👉 日本の卵との違いは?
日本でも「ヨード卵」や「ビタミンE強化卵」などが見られますが、アメリカほどバリエーションは多くありません。


🥚 ③ サイズとグレードの豊富さ

アメリカの卵は、サイズや品質が非常に細かく分類されています。

  • サイズ:Jumbo(特大)、Extra Large(XL)、Large(L)、Medium(M)、Small(S)、Peewee(超小型)
  • グレード
    • Grade AA:最も新鮮で品質が高い。
    • Grade A:スーパーで一般的に売られる標準的な卵。
    • Grade B:加工用食品に使われる卵。

👉 日本の卵との違いは?
日本の卵は「L」「M」サイズが主流で、品質も一律に高い水準を維持。グレード表記はあまり馴染みがありません。


🌈 ④ 色や種類のバリエーション

アメリカのスーパーでは、白や茶色以外の卵も並んでいます。

  • White Eggs(白い卵):白色レグホーンが産む最も一般的な卵。
  • Brown Eggs(茶色い卵):栄養価は白卵と同じだが、自然派志向で人気。
  • Blue/Green Eggs(青や緑色の卵):アローカナ種やアメリカーナ種の卵で、見た目の珍しさから話題性抜群。
  • Duck Eggs(アヒルの卵):濃厚な味わいでベーキングに最適。
  • Quail Eggs(ウズラの卵):小さく可愛らしい見た目で前菜や装飾用に人気。

👉 日本の卵との違いは?
日本ではウズラの卵は見かけますが、青や緑の卵はほとんど目にしません。アメリカのスーパーでカラフルな卵を見かけると驚くはず!


2. 卵の洗浄ルールの違い

アメリカの卵は、サルモネラ菌対策のため洗浄・消毒されて販売されます。そのため常温保存はNGで、必ず冷蔵庫で保管する必要があります。
一方、日本は衛生管理が徹底されているため、洗浄後も菌がつきにくく、賞味期限内なら生食も可能です。

Potato

アメリカの卵は生食できないといわれている理由はこれか・・・。

🔍 ワンポイントメモ:アメリカの卵パッケージには「Safe for Raw Consumption(生食可)」の表示はありません。生卵を食べる場合は「Pasteurized Eggs(低温殺菌卵)」を選びましょう。

低温殺菌卵(Pasteurized Eggs)とは?

アメリカの卵は生食できないのが基本ですが、低温殺菌卵なら生卵を安全に食べられるため、卵かけご飯(TKG)や温泉卵が恋しい方におすすめです!

スーパーで購入する際は、「Pasteurized Eggs」のラベルを確認しましょう。

ちなみにアメリカの商業的な低温殺菌卵は、56〜57℃で約57分間加熱されています。

Potato

我が家の低温調理機で再現できるのでは?と思い、私は家で低温殺菌しております。少し余裕をもって、57℃で60分間の設定にしてます

60分以下の加熱だとサルモネラ菌が死滅しないリスクあり。
60℃以上で加熱すると卵白が固まり始めるため、生食向けには57℃がベスト

しかし安全性を確保するには温度管理が重要。
心配なら市販の低温殺菌卵を買うのがベスト


3. アメリカの卵選びで迷わないためのポイント

  1. 予算重視なら:Conventional Eggs(従来型の卵)
  2. 栄養重視なら:Omega-3 Eggs(オメガ3強化卵)
  3. 動物福祉重視なら:Pasture-Raised(牧草地飼育)やFree-Range(放し飼い卵)
  4. ベーキングには:Duck Eggs(アヒルの卵)でリッチな仕上がり

4. まとめ:卵を通して見える文化の違い

アメリカと日本では、卵ひとつを取ってもその種類や選び方に文化の違いが表れています。アメリカは「選択肢の豊富さ」と「機能性重視」、日本は「高品質な生食文化」が特徴的。

アメリカのスーパーで卵を選ぶ際は、ぜひパッケージの「Cage-Free」や「Omega-3」の表示をチェックしてみてください。きっと、日本にはないバラエティ豊かな卵選びが楽しめるはずです!

この記事を書いたのは・・・
Potato

アメリカ西海岸に住むサラリーマン、通称「サンノゼ・ポテト」です!円安と物価高のダブルパンチを受けながら、ちょっとでも生活に「お得」と「楽しさ」をプラスする術を日々研究中です。

趣味はMLB株式投資。pythonを駆使して、データを分析して、ニンマリすることが休日の楽しみです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました