アメリカに住んでいると、華氏温度でいわれてもピンとこない時が良くあるよね。こんなシーンを経験したことはないですか?
今日は90°F(華氏)だから暑いね!
Yeah!!! Too hot. (ピンとこないが)
華氏温度がぴんと来ない・・・!!日本では摂氏(°C)が主流なのに、なぜアメリカでは華氏(°F)が使われているのか?その理由を調べてみました。
華氏温度の歴史や成り立ちを伝えていく前に、まずは認識してほしいことは・・・
華氏温度は「人体の感覚に基づいたスケール」だ。
華氏(°F)とは、18世紀にドイツの物理学者ファーレンハイトが考案した温度スケールで、当時の目的は、「日常生活の温度変化を直感的に理解できるスケールを作ること」でした。
18世紀初頭、ドイツの物理学者 ガブリエル・ファーレンハイト(Gabriel Fahrenheit) は、より精密な温度測定を求めて新しいスケールを考案した。
彼の目的は単純だった——「日常生活の温度変化を直感的に理解できるスケールを作る」こと。
我々は慣れているが、生活で遭遇する温度って0℃から40℃の範囲が大半ですもんね。
天動説から地動説へ、常識を疑う事っていつの時代も大切ですよね。
ファーレンハイトが設定した華氏スケールは、人間が感じる温度変化を重視 したものだった。
基準 | 華氏(°F) | 摂氏(°C) |
---|---|---|
超寒い!氷ができる温度 | 32°F | 0°C |
人間の体温(平均値) | 98.6°F | 37°C |
猛暑を感じる温度 | 100°F | 約38°C |
水が沸騰する温度 | 212°F | 100°C |
当初の100°Fは「人間の体温」 に設定されていたらしい
(後の修正で現在の98.6°Fになったが、この「100°F = 体温」は、今でも直感的に理解しやすい基準になっている)
「0°Fは極寒、100°Fは猛暑」—— これほど直感的な温度スケールはない。
実際、華氏スケールは日常生活の範囲内で「ちょうどいい範囲」になるよう設計されている。
100°Fは猛暑!!これが覚えやすいらしい。
しかし、世界のほとんどの国は摂氏(°C)を採用しているのに、なぜアメリカは華氏を使い続けるのか?
18世紀から19世紀にかけて、イギリスでは華氏スケールが広く使われていた。
アメリカはイギリスの文化・科学技術の影響を受けていたため、そのまま華氏を採用した。
これらを全て摂氏に変更するには膨大なコストがかかるため、変える理由がない。
「華氏の方が実生活で便利」と感じるアメリカ人が多い。
例えば、摂氏だと「0°C~40°C」までの小さな範囲しか使わないが、華氏だと「32°F~100°F」でより細かく温度を表現できる。
アメリカで生活するなら、簡単に温度を換算できるようにしておこう!
(°C × 9/5) + 32
(°F - 32) × 5/9
簡単な目安として、
このように覚えておくと便利だ!
華氏 → 摂氏:(°F−30)÷2
華氏温度から30を引いて、2で割るんだ!!
気温くらいなら、それでOK!
概算計算式は下記
華氏 → 摂氏:(°F−30)÷2
華氏温度から30を引いて、2で割るんだ!!
気温くらいなら、それでOK!
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