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【なぜアメリカは華氏温度?】華氏と摂氏の違い&簡単換算方法を解説!

アメリカ生活

アメリカに住んでいると、華氏温度でいわれてもピンとこない時が良くあるよね。こんなシーンを経験したことはないですか?

Ball Boy

今日は90°F(華氏)だから暑いね!

Potato

Yeah!!! Too hot. (ピンとこないが)


華氏温度がぴんと来ない・・・!!日本では摂氏(°C)が主流なのに、なぜアメリカでは華氏(°F)が使われているのか?その理由を調べてみました。

この記事では下記をご紹介します
  • 華氏温度の成り立ちと歴史
  • なぜアメリカは今も華氏を使うのか?
  • 摂氏⇄華氏の簡単換算方法

華氏温度とは?

華氏温度の歴史や成り立ちを伝えていく前に、まずは認識してほしいことは・・・

華氏温度は「人体の感覚に基づいたスケール」だ。

華氏(°F)とは、18世紀にドイツの物理学者ファーレンハイトが考案した温度スケールで、当時の目的は、「日常生活の温度変化を直感的に理解できるスケールを作ること」でした。

学術的には諸説ありますが、認識としては上記認識で覚えるのが一番わかりやすいと思います。


1. 華氏温度の発明者:ファーレンハイトが目指したもの

18世紀初頭、ドイツの物理学者 ガブリエル・ファーレンハイト(Gabriel Fahrenheit) は、より精密な温度測定を求めて新しいスケールを考案した。


彼の目的は単純だった——「日常生活の温度変化を直感的に理解できるスケールを作る」こと。

Potato

我々は慣れているが、生活で遭遇する温度って0℃から40℃の範囲が大半ですもんね。

天動説から地動説へ、常識を疑う事っていつの時代も大切ですよね。

諸説あります。

2. 華氏温度の基準は「人体感覚」だった!?

ファーレンハイトが設定した華氏スケールは、人間が感じる温度変化を重視 したものだった。

基準華氏(°F)摂氏(°C)
超寒い!氷ができる温度32°F0°C
人間の体温(平均値)98.6°F37°C
猛暑を感じる温度100°F約38°C
水が沸騰する温度212°F100°C
Potato

当初の100°Fは「人間の体温」 に設定されていたらしい


(後の修正で現在の98.6°Fになったが、この「100°F = 体温」は、今でも直感的に理解しやすい基準になっている)

このことから華氏温度は 「人間の感覚で捉えやすい温度スケール」 として設計されたといえます

3. なぜアメリカは今でも華氏を使うのか?

「0°Fは極寒、100°Fは猛暑」—— これほど直感的な温度スケールはない。
実際、華氏スケールは日常生活の範囲内で「ちょうどいい範囲」になるよう設計されている。

Potato

100°Fは猛暑!!これが覚えやすいらしい。

しかし、世界のほとんどの国は摂氏(°C)を採用しているのに、なぜアメリカは華氏を使い続けるのか?

① 歴史的な理由

18世紀から19世紀にかけて、イギリスでは華氏スケールが広く使われていた。
アメリカはイギリスの文化・科学技術の影響を受けていたため、そのまま華氏を採用した。

② 既存のインフラが華氏を前提に設計されている

  • 天気予報(例えば、夏の「100°F」は「めちゃくちゃ暑い!」とすぐ分かる)
  • エアコンの温度設定(華氏ベースの設計)
  • 工業製品(温度管理システムが華氏基準)

これらを全て摂氏に変更するには膨大なコストがかかるため、変える理由がない。

③ アメリカ人にとって「感覚的に分かりやすい」

「華氏の方が実生活で便利」と感じるアメリカ人が多い。
例えば、摂氏だと「0°C~40°C」までの小さな範囲しか使わないが、華氏だと「32°F~100°F」でより細かく温度を表現できる。


華氏⇄摂氏の変換を簡単に覚えるコツ

アメリカで生活するなら、簡単に温度を換算できるようにしておこう!

  • 摂氏(°C) → 華氏(°F) :
    (°C × 9/5) + 32
    例: 25°C → (25×9/5) + 32 = 77°F(過ごしやすい気温)
  • 華氏(°F) → 摂氏(°C) :
    (°F - 32) × 5/9
    例: 100°F → (100-32) × 5/9 = 37.8°C(猛暑!)

簡単な目安として、

  • 50°F → 春や秋の過ごしやすい気温(約10°C)
  • 70°F → 初夏の心地よい気温(約21°C)
  • 90°F → 真夏の暑さ(約32°C)

このように覚えておくと便利だ!

簡易計算式

華氏 → 摂氏:(°F−30)÷2

  • 例:100°F → (100-30)=70、70÷2=35°C(実際は37.8°Cですが、日常的には十分)
Potato

華氏温度から30を引いて、2で割るんだ!!

気温くらいなら、それでOK!

30以下は寒い、70以上は暑い」と覚えるだけで、アメリカ生活の温度感覚がぐっと掴みやすくなります。


変換ツール

🌡️ 温度変換ツール(°F ⇄ °C)

まとめ:華氏は「人体を基準にした温度」だから直感的に分かりやすい

  • 華氏(°F)は 「人間の体温や感覚に基づいたスケール」 として設計された。
  • 「0°Fは極寒、100°Fは猛暑」という直感的な基準がある。
  • アメリカは歴史的背景やインフラの関係で今でも華氏を使い続けている。
  • 簡単な変換方法を覚えておけば、アメリカ生活で困ることはない!

概算計算式は下記

華氏 → 摂氏:(°F−30)÷2

  • 例:100°F → (100-30)=70、70÷2=35°C(実際は37.8°Cですが、日常的には十分)
Potato

華氏温度から30を引いて、2で割るんだ!!

気温くらいなら、それでOK!

この記事を書いたのは・・・
Potato

アメリカ西海岸に住むサラリーマン、通称「サンノゼ・ポテト」です!円安と物価高のダブルパンチを受けながら、ちょっとでも生活に「お得」と「楽しさ」をプラスする術を日々研究中です。

趣味はMLB株式投資。pythonを駆使して、データを分析して、ニンマリすることが休日の楽しみです。

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