野球ファンの皆さま、データおじさんことサンノゼポテトです。
今年も出ました、観客動員数ランキング2025年版。


アメリカはMLB、日本はNPB、それぞれ動員力に誇りを持つリーグですが、データを並べてみると面白い傾向が見えてきます。
ドジャースはやっぱり強い。パドレスは「え、座席数より観客多くない?」ってくらいの驚異の稼働率。
そして我らが阪神タイガースも堂々のTOP10入り。「甲子園に行くのは戦い」という関西人の気質が、数字にも刻まれています。
今回の記事では、以下の3つの指標でランキングを作成しています。
- 平均収容数(ホーム)
シーズン中にホーム球場で記録した観客数を、試合数で割ったものです。 - 平均収容数(全試合)
ホーム・アウェーを含めた全試合の平均観客数です。 - ホーム平均収容率
ホームでの平均観客数 ÷ 球場の収容可能人数(キャパシティ) × 100 で算出しています。
※球場によって「立ち見を含む最大収容数」と「固定席数」が異なる場合があるため、数値に揺れが出ることがあります。
それでは各ランキングを早速ご紹介いたします!!
2025年MLB + NPB 観客動員ランキング
平均収容数(ホーム)
順位 | チーム | リーグ | 平均収容数(ホーム) |
---|---|---|---|
1 | ロサンゼルス・ドジャース | MLB | 49,536 |
2 | サンディエゴ・パドレス | MLB | 42,434 |
3 | ニューヨーク・ヤンキース | MLB | 42,408 |
4 | 阪神タイガース | NPB | 41,710 |
5 | フィラデルフィア・フィリーズ | MLB | 41,672 |
6 | ニューヨーク・メッツ | MLB | 39,775 |
7 | 読売ジャイアンツ | NPB | 39,728 |
8 | 福岡ソフトバンクホークス | NPB | 38,258 |
9 | シカゴ・カブス | MLB | 37,259 |
10 | サンフランシスコ・ジャイアンツ | MLB | 36,121 |
平均収容数(全試合)
順位 | チーム | リーグ | 平均収容数(全試合) |
---|---|---|---|
1 | ロサンゼルス・ドジャース | MLB | 42,619 |
2 | 阪神タイガース | NPB | 41,710 |
3 | 読売ジャイアンツ | NPB | 39,728 |
4 | 福岡ソフトバンクホークス | NPB | 38,258 |
5 | サンディエゴ・パドレス | MLB | 37,131 |
6 | ニューヨーク・ヤンキース | MLB | 36,322 |
7 | フィラデルフィア・フィリーズ | MLB | 36,158 |
8 | ニューヨーク・メッツ | MLB | 36,109 |
9 | シカゴ・カブス | MLB | 35,602 |
10 | 中日ドラゴンズ | NPB | 35,012 |
平均収容率
順位 | チーム | リーグ | ホーム平均収容率 |
---|---|---|---|
1 | サンディエゴ・パドレス | MLB | 106.5% |
2 | 横浜DeNAベイスターズ | NPB | 97.6% |
3 | フィラデルフィア・フィリーズ | MLB | 97.1% |
4 | 中日ドラゴンズ | NPB | 96.2% |
5 | 阪神タイガース | NPB | 95.9% |
6 | 福岡ソフトバンクホークス | NPB | 95.6% |
7 | ニューヨーク・メッツ | MLB | 94.9% |
8 | ニューヨーク・ヤンキース | MLB | 91.1% |
9 | ボストン・レッドソックス | MLB | 90.8% |
10 | 東京ヤクルトスワローズ | NPB | 90.2% |
各ランキングの総評
王者:ドジャース
やはり圧倒的な人気を誇るのは ロサンゼルス・ドジャース でした。
大谷翔平選手の存在感はもちろんのこと、カーショー・山本由伸・スネル・グラスノーという豪華すぎる先発陣。
さらにフリーマン・ベッツ・ウィル・スミスら超一流のスター選手を揃え、まさに 名実ともに世界最強のチーム。

2024年のワールドチャンピオンとして頂点に立った勢いそのままに、観客動員数でも他を圧倒する結果となりました。
「ドジャースタジアムに行けば必ず野球の最先端を体験できる」――その事実が、4百万人超という観客数に結実しています。


今年は私も2回観戦に行けました。やはりドジャースタジアムの熱気は病みつきになりますよ!是非一度味わっていただきたいです
平均収容率で圧倒:パドレス
2025年シーズン、平均収容率で驚異の 106% を記録したのが サンディエゴ・パドレス。
選手層も充実しており、攻守にスターを揃えた戦力は「西海岸のもう一つの強豪」として存在感を放っています。

ただ、この数字以上に面白いのは ペトコ・パークでの観戦体験。
スタジアムはダウンタウンから徒歩圏内にあり、アクセスは抜群。しかも球場内には芝生の広場があり、「座席なしチケット」でも気軽に入場可能。

僕が訪れたときも、広場で寝転びながらビール片手に大型スクリーンで試合を楽しむファンの姿があちこちに見られました。

「野球を観戦する」というより、まるで「街中フェス」のような空気感。
スタジアム自体も高さがあり、バッターの打球がスタンドに飛び込む瞬間の迫力は圧巻。
サンディエゴの青空 × ダウンタウンの高層ビル群 × 球場の開放感 が織りなす景色は、観客動員数以上に人々を惹きつける理由そのものです。
NPBトップの観客数:阪神タイガース
「関西の熱狂」 を体現するのが阪神タイガース。
2025年の平均観客数は 41,710人、収容率も 95%以上 を誇り、名実ともに日本で一番の動員力を持つチームです。

甲子園球場といえば、全国の高校球児の聖地。プロ野球の試合でも、レフトスタンドを埋め尽くす黄色いジェット風船や鳴り物応援が特徴的です。
大谷やトラウトといったMLBのスターとは違う意味で、甲子園は「応援文化そのもの」が主役。観戦というより「参加」する感覚が強いスタジアムで、観客動員数の高さも納得です。
収容率で大健闘:横浜DeNAベイスターズ
一方で横浜DeNAベイスターズは、2025年の収容率で 97.6% とNPBトップクラス。
数字だけでなく、横浜スタジアムは「立地の良さ」と「街との一体感」が最大の魅力です。

スタジアムは横浜中華街や山下公園のすぐ近くにあり、試合前後の観光とのセットで楽しめるのがポイント。
さらにスタジアム自体も改修を重ねて観客席が拡張され、屋外の開放感と港町らしい雰囲気がミックスされた独特の魅力を放っています。

MLBのパドレスのように「街のレジャー」として試合を楽しむ文化が根付いている気がします
元データ&詳細表
ここまでのランキングは抜粋ですが、全チームの観客数・収容人数データは以下からご覧いただけます。検索&ソート可能な全データ表 を埋め込んであります。気になるチーム名を検索して、ライバル球団との比較を楽しんでください!
2025年 MLB・NPB 観客動員数ランキング
2025年のシーズンにおける MLB と NPB の観客動員数を比較しました。
下記の表は「検索」や「ソート」が可能ですので、ぜひ気になるチームをチェックしてみてください。
※ 列タイトルをクリックすると並び替え、右上の検索ボックスでチーム名検索ができます。
各種データ引用元
2024年の結果は下記になります。
まとめ
野球は国やリーグを超えて、多くの人をスタジアムに集める力があります。
2025年シーズンの数字を見ても、アメリカと日本それぞれの「野球文化」が鮮やかに表れました。
スター軍団を誇るドジャース、街と一体となったパドレス、応援文化が根付く阪神、街のレジャーとして愛される横浜…。
観客動員数は単なる数字ではなく、そのチームと街を映す鏡だと改めて感じます。
そして、野球シーズンはいよいよ終盤。
これからはプレーオフの熱戦が待っています。
数字を追うのも楽しいけれど、やっぱり最後は「勝負の瞬間」を見届けるのが野球ファンの醍醐味。
今年もプレーオフを思いっきり楽しみましょう!
本日もご覧いただきありがとうございました

MLBとマリオット
アメリカ在住のMLB大好きサンノゼポテトの毎日
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アメリカ西海岸に住むサラリーマン、通称「サンノゼ・ポテト」です。
円安と物価高のダブルパンチを受けながらも、日々の生活にちょっとした「お得」と「楽しさ」をプラスする方法を研究しています。
仕事柄、Marriott系列のホテルに泊まる機会が多く、気づけば毎年アンバサダーエリートに到達。そこで培ったホテル活用術やライフハックも発信していきます。
趣味は MLB観戦、株式投資、そしてキャンプ。
休日は Pythonでデータを分析してニンマリ しているか、大自然に身をゆだねてリフレッシュ しているかのどちらかです。
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